研究紹介 [工学部 チャミコ]
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こんにちは!チャミコです。
もうすっかり寒くなりましたねー。
キャンパスのある八王子は、他の地域よりもさらに気温が低いです…。
服装を選ぶ際は、皆さんが住んでいる地域より、
八王子の気候を見た方が参考になりますよ(笑)
さて、今回皆さんにご紹介するのは「研究」についてです。
やっぱり、大学といえば研究!というイメージは強いと思います。
これこそが高校までとの違いですよね。
今までは、皆同じ課題を与えられていたかもしれませんが、
研究が始まると、自ら課題を見つけ、追求していくことになります。
まずは、私の所属する工学部応用化学科では
どんな研究をやっているのかを紹介しますね。
まず、9つの研究室があります。
有機化学や光機能性化学といった、皆さんが連想しやすい分野もあれば、
生物化学や化学工学など、他分野の内容も扱っている研究室もあります。
私が所属するのは「有機合成化学」を行う研究室です!
簡単に説明すると、炭素同士の結合を切ったり、
環を作ったりするという「反応開発」をやっています。
この反応を見つけるために条件を考え、実験を重ねていきます。
残念ながら、私自身はまだ研究が始まっていないため、
皆さんに私の研究内容を教えることができません…。
そこで代わりに、同じ研究室に所属する先輩に聞いてみました!
その先輩がされている研究は「クロモン」という物質についてです。
皆さんは、ポリフェノールという名前を聞いたことはありますか?
その骨格の一部です。
そのクロモンに様々な置換基をつけて、
医薬品や天然記念物に見られるような骨格構造を合成するという反応開発だそうです。
実は、天然に存在するものって、構造が複雑で、容易に作れないんですよ。
合成も時間がかかって、最低でも1週間くらいは必要になりますね。
でもその分、成功した時はとても嬉しいです!
さて、皆さんも研究が楽しみになってきましたか?
私も、先輩たちのように、今はまだこの世の中に存在していない反応を見つけ、
いずれは学会で発表したいです!
それでは最後に!私が面白いと思った分子を紹介させてください。
名前は「ナノプシャン」です!
なぜ私がこの分子を気に入っているのか、一目瞭然だと思います。
なんと、人に見えるではないか!
実は、仲のいい先輩に教えてもらって存在を知ったのですが、
こういう分子を合成できたら楽しいだろうなと思いますね。
それでは、今回はこの辺で。次回もお楽しみに!